市政だより 平成19年3月1日号 8面(テキスト版)
ともに歩んだ40年
記念式典で有功者・功労者を表彰
市制施行40周年となった記念すべき2月1日、市民会館で記念式典を開催し、市政発展の立役者となった方、また社会奉仕活動を行っているグループなどに対し、表彰を行いました。
第一部の式典では、長年にわたり産業・社会・教育文化の発展に貢献した有功者や、福祉施設への訪問を行い住民福祉の向上に努める団体など、功労者や善行者、計772人・139団体が表彰されました。
壇上に上がった代表者が長尾市長から表彰状を受け取ると、会場からは盛大な拍手が送られました。
また第二部では、作家の井上ひさしさんが「『ものづくり、くらしづくり』共に生きるまちボローニャ」を演題に講演しました。
この日の表彰の内訳と人数は、次のとおりです。
- 有功者 5人
- 市政功労者 736人・15団体
○行政進展功労 38人
○地域振興功労 120人
○福祉増進功労 76人
○公衆衛生進展功労 144人・3団体
○産業経済発展功労 40人
○地域保全推進功労 103人・10団体
○教育文化振興功労 158人・2団体
○青少年健全育成功労 57人 - 善行者 31人・124団体
受賞を活力の源に
喜びの声
善行者表彰を受けた団体のうち、ふたつのボランティアグループから受賞の喜びをうかがいました。
「たすけあい虹の会東大阪」は、視覚障害者の親が子どもに読み聞かせできるようにと、絵本の点訳を手がけています。代表の片野利映さんは「これまで自分たちがやってきたことが認められ、とてもうれしいです。これを励みに長く活動を続けていきたい」と喜びを話していました。
また、「新星」は、高校生と大学生によるグループで、障害者の外出介護やクリスマス会の開催などを行っています。代表の塚本菜奈美さんは「だれかの役に立ちたいという人は多いはず。わたしたちの取組みがそんな人たちの背中を押して、みんなで活動していけたら」と語っていました。
今回の受賞を活動の糧に、これからの活躍が期待されます。
ラグビーの魅力を語り合う
夢と感動の“花園”
2月12日、市民会館でラグビーのまち東大阪フォーラムが開催され、中高生ラガーマンやラグビーファンなど多くの人でにぎわいました。
市制施行40周年を迎えた本市と、創立50周年の東大阪ロータリークラブ、東大阪青年会議所が共同で開いたもので、花園ラグビー場をさらに盛り上げる方策について話し合われました。
第一部では、京都市立伏見工業高校ラグビー部総監督の山口良治さんが、厳しい練習を乗り越えてきた自身の体験を講演。第二部では、東大阪市出身の元木由記雄選手(神戸製鋼)、東大阪青年会議所シニアクラブ会長の田中勝明さん、市ラグビー協会会長の松尾光憲さん、全国高校ラグビー今大会優勝の東海大仰星高校ラグビー部監督の土井崇司さんによるパネルディスカッション(写真)が行われ、夢と感動を与えるラグビーの魅力を語りました。
有名選手や監督などの話を、間近で聞くことができた会場の人たちそれぞれが、ラグビーと花園への思い入れを強めたフォーラムとなりました。
市民活動団体が一堂に
1day(ワンデイ)市民活動ひろば
ボランティアやNPOなど、市民活動団体との情報交流の場として、2年間にわたり開催してきたワンデイ市民活動ひろば。この活動がさらに親しまれ、広がることを願い「ワンデイからエブリデイへ」をテーマに通常より拡大して開催します。
とき
- 3月9日(金曜日) 午前10時30分から午後9時まで
- 3月10日(土曜日) 午前9時から午後6時まで
ところ
イコーラム(男女共同参画センター)内容市民活動団体の紹介や活動内容のパネル展示
※くわしくは市ホームページに掲載しています。
もっともっと市民活動交流会
活動を行っている方やこれから始めたい方の交流会です。
とき
3月9日(金曜日) 午後2時から4時30分まで
※くわしくは市ホームページに掲載しています。
市民活動フォーラム
とき
3月10日(土曜日) 午前10時から午後1時まで
内容
- 基調講演「協働のまちづくりと市民活動ひろば」 大阪ボランティア協会事務局 早瀬昇さん
- パネルディスカッション 大阪ボランティア協会NPO推進センター 永井美佳さん(コーディネーター)、みのお市民活動センター 須貝昭子さん、堺市民活動コーナー 湯川まゆみさん、NPOネットワーク東大阪 廣地雅明さん、東大阪市ボランティア連絡会堀光雄さん
※くわしくは市ホームページに掲載しています。
問合せ先
まちづくり支援課 06(4309)3350、ファクス06(4309)3812
障害者への理解と認識を
ふれあいのつどい
障害者と健常者がともにつどい、障害者問題への正しい理解と認識を深めます。
とき
3月22日(木曜日) 午後1時30分から4時まで(開場は30分前)
ところ
市民会館市民ホール・展示室
内容
- 福祉作業所の仲間による歌
- 漫才 おかけんた・ゆうたさん
- 音楽漫才 おしどりさん
- 障害者施設などの作品と活動紹介のパネル展示
申込方法
3月12日(月曜日)から電話またはファクスで
※申込先着順。
※手話通訳・要約筆記あり。
申込・問合せ先
障害者支援室 06(4309)3184、ファクス06(4309)3815
市長室からこんにちは
2月1日、市民会館で市制施行40周年の式典を行いました。
人間の命や健全発達への影響が連日報道されている今こそ、創造力にあふれた市民の力で、「人間が大切にされる社会」づくりをすすめる必要があります。
当日、あいさつをしながら、この仕事を市長としてすすめることが、自分の天命であると自身に言い聞かせていました。
2月4日、枚岡公園の山中を走るクロスカントリー大会で、スターターを務めました。かつて高校時代には毎日早朝トレーニングで走った場所だけに、開会式のあいさつでは「後輩」たちに力をこめて激励しました。
翌週、思い立って運動不足解消のため、枚岡駅から生駒駅まで、生駒山をハイキング。春を感じながら、日ごろの緊張が解ける3時間でした。
ようやく、1,700億円の新年度一般会計予算案をつくり上げる作業を終えました。厳しい財政状況のもと、腹をくくった決断をすることが求められました。効率化とともに、公正・公平への改革をすすめる決断は、気力と体力が必要です。この1か月間は、何をしていても、この仕事が頭から離れず、メモ用紙を寝室や食堂、胸ポケットなどあらゆる場所に置き、浮かんだ発想をすぐにメモできるようにして、予算編成作業をすすめてきました。
休むまもなく、いよいよ3月議会です。市民と議会にこの内容をご理解いただくための、重要な仕事が始まります。
(長尾淳三)
市長へのメールアドレスmayor@city.higashiosaka.osaka.jp