保健師からのメッセージ(生後5か月)
0歳の赤ちゃんをもつあなたへ
生後5か月の赤ちゃん
―寝返りができるようになりますー
生後5か月になると赤ちゃんの反応がしっかりしてきたと感じるようになってきましたね。ママの声かけに声を出して笑ったり、おもちゃに手を伸ばしてとろうとしたり、また首がすわり、うつ伏せの姿勢でも腕で体を支え、ひとりで遊べる時間が増えてきています。体がしっかりしてきて、あお向けの状態で足を持ち上げ足をつかんだり、あおむけから回転して寝返りができるようになります。
寝返りをする時期は個人差がありますので、体をひねるような姿勢が見られた時には、上半身を押してあげたり、機嫌のよいときはうつ伏せにしてみる、また少し薄着にして動きやすくするなど寝返りの練習をしてみましょう。
―事故予防についてー
寝返りをするようになったら行動範囲が広がり、目も離せなくなってきますね。事故への注意が必要となってきます。ベビーベットやソファーから転落しないよう、ベビーベットの柵は必ず上げる、ソファーには寝かせないようにしましょう。また興味のあるものには手を伸ばし、何でも口に入れる時期なので、赤ちゃんの手の届くところへは危険なものはおかないよう気をつけましょう。
―生活リズムについてー
昼間に起きている時間が長くなり、夜はまとめて寝るようになります。授乳も1回に飲む量が増え、間隔があくようになってきます。ただこの時期は夜泣きが始まることがあります。夜泣きの原因ははっきりわかっていませんが、この時期の赤ちゃんは脳が目覚しく発達しており、日中さまざまな刺激を受けることで起こりやすいと言われています。夜泣きはいずれおさまってくるものですから、生活リズムを整えながら様子を見ましょう。
―離乳食の開始の目安ー
生後5~6か月になると、スプーンが口に入ることも受け入れられて、押し出すことが少なくなります。赤ちゃんに次のような様子が見られたら、機嫌や体調のよいときに離乳食を開始しましょう。
・授乳時間のリズムがついてきている
・首のすわりがしっかりしている
・支えると座れる
・大人が食べている姿を見て口を動かし興味を示している
うまく進まないときもあると思いますが、赤ちゃんのペースで食べる楽しさを体験させていきましょう。
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