震度とマグニチュード
(1) 震度
各地の揺れ、各地に与える影響の大きさ
(2) マグニチュード(M)
地震そのものがもっているエネルギーの大きさ
- マグニチュードが大きくても、震源が遠い場合や深い場合は震度が小さく、逆にマグニチュードが小さくても震源が近い場合や浅い場合は震度が大きくなります。
- Mが1大きくなるとエネルギーは約32倍になります。
震度階級 | 揺れの感じ方 |
---|---|
0 | ・人は揺れを感じない。 |
1 | ・屋内にいる人の一部が、わずかな揺れを感じる。 |
2 | ・屋内にいる人の多くが揺れを感じ、電灯などのつり下げものが、わずかに揺れる。 |
3 | ・屋内にいる人のほとんどが、揺れを感じる。棚にある食器類が、音を立てることがある。 |
4 | ・かなりの恐怖感があり、つり下げものは大きく揺れ、棚にある食器類は音を立て、据わりの悪い置物が倒れることがある。 |
5弱 | ・多くの人が、身の安全を図ろうとする。据わりの悪い置物の多くが倒れ、窓ガラスが割れて落ちることがある。 |
5強 | ・非常な恐怖感を感じる。テレビが台から落ちることがある。 ・補強されていないブロック塀の多くが崩れる。多くの墓石が倒れる。 |
6弱 | ・かなりの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損落下する。 ・耐震性の低い木造建物では、倒壊するものもある。地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
6強 | ・多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。 ・耐震性の低い鉄筋コンクリート造建物では、倒壊するものがある。 ・地割れや山崩れなどが発生することがある。 |
7 | ・耐震性の高い建物でも傾いたり、大きく破壊するものがある。大きな地割れ、地滑りや山崩れが発生し、地形が変わることもある。 |
「震度」は、震度計により観測された数値(計測震度)により決定されるものです。表中の説明文は、ある震度が観測された場合、その周囲でどのような現象や被害が発生するかを示す「震度階級関連解説表」から、主なものを記述したものです。