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東大阪市

あしあと

    市政だより 令和元年12月15日号 6・7面(テキスト版)

    • [公開日:2019年12月12日]
    • [更新日:2021年12月3日]
    • ID:26247

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    ラグビースピリッツで新たな価値を創造
    品位、情熱、結束、規律、尊重
    所信表明 市長 野田 義和

    1面のつづき

    3つの改革

    1 市役所をさらに進化させる

    地方自治体の基本的な役割である「住民福祉の増進」を果たしていくためには、将来を見越し社会経済情勢の変化などにも充分に対応できる「強い自治体」となることが必要であります。引き続き、少子高齢・人口減少社会に対応していくために、さらなる行財政改革を図るとともに、新たな効果を生み出す取組みを進めてまいります。

    2 学校をさらに進化させる

    本市の将来を支える子どもたちの教育環境を整備し、学力向上に努めることは、子どもの未来を明るくするとともに、本市の都市としての品格を高めることにつながると考えております。

    小中学校等の老朽化対策予算を増額するなど、子どもたちが、快適に学び、成長できる教育環境の改善・充実に努めてまいります。また、屋内運動場の暑さ対策につきましては、実施手法と財源の確保を併せて検討してまいります。

    スポーツのまちづくりをめざす本市におきまして、小中学校のクラブ活動に、ラグビー、サッカー、野球、バスケットボール等の本市を拠点として活躍するトップアスリートを指導者として招くなど、本市独自の教育の創造に努めてまいります。

    教育政策につきましては、小中一貫教育の未来市民教育を深化させる取組みを教育委員会に強く求めるとともに、確かな学力の育成を図るため、小中学校の児童・生徒1人に1台ずつ、学習者用タブレット型端末を整備することをめざしてまいります。

    また、学校協議会の機能と役割を強化するとともに、地域とともにある学校づくりをめざし、コミュニティスクール(学校運営協議会)の導入について検討してまいります。

    3 地域をさらに進化させる

    まちづくりのあり方につきましては、引き続き、これまで市民の皆さまと培ってきた各種の取組みを糧とし、企業の社会貢献活動の支援などの公民連携や民民連携を加えた、新たな仕組みの構築に努めてまいります。

    5つの基本政策

    1 安全安心なまちづくり

    大規模な自然災害等が発生しても致命的な被害を負わない「強さ」と、速やかに復旧復興できる「しなやかさ」をもった地域づくりを実現させるための、東大阪市国土強靭化地域計画の策定を着実に進めてまいります。

    また、地域版ハザードマップの作成で培った自主防災会の取組みを深化させ、災害時の一人ひとりの避難行動を時系列化したマイタイムラインの作成や、防災教育の充実を図ってまいります。

    治安対策につきましては、引き続き、警察や防犯協議会、教育機関等と連携して啓発活動を行ってまいります。

    2 暮らしやすいまちづくり

    市民の皆さまにとっていつまでも暮らしやすいまちであるためには、子育て世代が安心して暮らせる子育て環境の整備や、子どもから大人まで全世代がともに楽しめる、新たな魅力の創出が必要であると考えております。

    子育て環境の整備につきましては、子育て世代包括支援センター事業をさらに深化させ、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援の充実を図ってまいります。また、第2期子ども・子育て支援事業計画の策定を進め、待機児童解消と、在宅の子育て支援を含めた保育の質の向上に努めてまいります。

    新たな魅力の創出につきましては、「ラグビーのまち」らしく、ラグビーによる活性化に取り組むとともに、多様なスポーツを通じたまちづくりを進めてまいります。

    また、ラグビーの聖地にサッカーも加えたフットボールの聖地として新たな魅力づくりを検討するなど、花園中央公園をさまざまなスポーツの拠点として活用し、ラグビー・サッカー・野球などを「みる」楽しみ、ウィルチェアースポーツなど新たなスポーツを「する」楽しみ、近鉄ライナーズ、FC大阪、06ブルズなど本市を活動拠点とするスポーツチームを応援し「ささえる」楽しみなど、誰もがともに楽しめる新たな取組みを進めてまいります。

    3 人に優しいまちづくり

    誰もが住み慣れた地域で生きがいをもって暮らし、未来に希望がもてるまちであるためには、全ての人々が支える地域づくりが必要であると考えております。

    人権施策につきましては、引き続き、さまざまな人権課題に対し市民の皆さまに関心を向けてもらうとともに、市民一人ひとりが気づきから行動につながるよう、各種の取組みを進めてまいります。

    高齢者施策につきましては、引き続き、地域の高齢者が医療や介護などの資源を効果的に活用できる地域資源マップの作成や、高齢者の日常生活を支える多様なサービスの創出および認知症初期集中支援事業の充実など認知症対策の推進を図ってまいります。また、「かかりつけ医」、「かかりつけ歯科医」、「かかりつけ薬剤師」をもつことをさらに推進するために医師会、歯科医師会、薬剤師会と連携を図るなど、地域包括ケアシステムの深化・推進を図ってまいります。

    子どもへの虐待が社会問題に発展しております。職員をはじめ組織としても専門性を高めるとともに、最も身近な場所で寄り添いながら継続的な支援を実施する「子ども家庭総合支援拠点」を設置し、子どもたちの生きる権利や育つ権利を守ってまいります。

    障害者施策につきましては、手話の普及や啓発に努め障害者の権利擁護を推進するなど、障害者の自立と社会参加の促進を図ってまいります。

    在留外国人への対応につきましては、引き続き、多言語での行政情報の提供など、共生社会の実現を図る取組みを進めてまいります。

    4 健康に生活できるまちづくり

    市民の皆さまがともに支えあい、健康で心豊かに生活できる活力ある社会の実現のために、「第2次東大阪市健康増進計画 健康トライ21」の取組みを着実に進めてまいります。

    がん検診や特定健診の推進につきましては、啓発や受診しやすい環境づくりを行い、受診者の増加を図ってまいります。

    市立東大阪医療センターにおきましては、引き続き、市民の皆さまに信頼される医療の提供に努めてまいります。

    また、空き地・空き家対策の推進を図るとともに「東大阪市プラスチックごみゼロにトライ!宣言」の方針で示された取組みを進め、レジ袋などのプラスチックごみの削減に努めてまいります。

    本年9月に文化創造館が開館いたしました。「夢に出会う。夢にむかう。夢をかなえる。」それら全てができる文化創造館を活用するとともに、他の文化施設などにおいても、市民の皆さまがさまざまな文化・芸術に気軽に、また、身近に親しめる機会を提供いたします。さらに、「心の豊かさ」を感じられる文化のまちの取組みを進めてまいります。

    5 中小企業が元気なまちづくり

    本市産業の重要な存立基盤である市内企業の維持および発展のために、引き続き、事業承継に関する相談や外国人労働者の受入れを希望する企業への支援を行ってまいります。

    ラグビーワールドカップ2019花園開催を契機として、各国領事館と、市内企業との意見交換の場を設ける、ミートアップ事業を本年度より実施しております。引き続き、参加国や参加企業の拡充を図り、市内企業の海外展開の機会の創出に努めてまいります。

    医療・健康産業など先端分野への市内企業の参入につきましては、ネットワーク構築や展示商談会の開催を進めてまいります。また、市内企業と実績のあるデザイナーとのマッチングを図り、デザインという重要な資源を活かした付加価値の高い製品開発を支援してまいります。

    2025大阪・関西万博と統合型リゾート(IR)計画につきましては、関西経済同友会や東大阪商工会議所などの地域経済団体と連携を図り、市内企業が有するシーズと新たな産業とのマッチングの場の創出に努めてまいります。

    おわりに

    以上、3期12年で積み上げてまいりました3つの改革と5つの基本政策の実績をさらに進化・加速させ、活力と魅力溢れる東大阪を創造することが、私の使命であると考えております。

    現在、令和3年度から12年度までの10年間を計画期間とする、第3次総合計画を策定中であり、その中で、本市の強みであるモノづくりの技術、4大学が育成する多様な人材、市内外への交通網の発展や市域全域で行われている市民活動など、本市を構成する全ての主体がそれぞれの活動を通じてつながり、ひびきあいながら新たなものを生み出すまちの姿を、本市の新たな将来都市像として定めたいと考えております。

    先人たちから受け継いだ、必要なものは何でもつくりだすモノづくりの精神と、ラグビーのもつ団結力やすがすがしさを、まちづくりの理念として継承しながら、いつまでも光り輝き、市民の皆さまが、住んでよかった、次世代を担う子どもたちが、生まれ育って良かったと思える東大阪を創り上げてまいります。

    所信表明全文は市ウェブサイトに掲載しています。

    問合せ先
    企画室 06(4309)3101、ファクス06(4309)3826

    ラグビー日本代表 トンプソン ルーク選手
    花園友情大使に就任

    ラグビー日本代表として大活躍し、史上初のベスト8進出に貢献したトンプソン ルーク選手が花園友情大使に就任しました。

    市では、スポーツを活用した地域活性化を進めるにあたり、特にラグビーの聖地である市花園ラグビー場を核とする取組みを効果的に推進するため、花園大使を設置しています。トンプソン選手は、ラグビーワールドカップ2019日本大会での活躍が、市民に深い感動と希望を与えたことなどから花園友情大使に就任いただきました。

    11月25日、市役所本庁舎1階で行われた就任式には、トンプソン選手をひと目見ようと、たくさんの市民やファンが駆けつけました。

    式典でトンプソン選手は「ワールドカップでは、とてもすばらしい経験ができた。チームで結果を出すことができて良かった」と熱戦を振り返り、「花園は特別な場所。14年間花園でプレーし、たくさんの思い出がある。すばらしいファンやサポーターに感謝している。また花園に戻ってきたい」と話していました。

    また、11月24日に、市花園ラグビー場で行われたトンプソン選手が所属する近鉄ライナーズのリーグ戦には、1万5000人を超えるファンやサポーターが訪れ、トンプソン選手の花園での最後の試合を見守りました。

    「モノづくりのまち」を世界にアピール
    ドイツ連邦共和国とビジネスミートアップを開催

    11月28日、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館からヴェルナー・ケーラー総領事、ヨハネス・シュヴァイツァ経済担当上級専門官、ドイツ連邦共和国の州政府関係者などを招き、市内モノづくり企業とドイツ連邦共和国とのビジネスミートアップを開催しました。

    これは、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催を契機に、出場国をはじめとしたさまざまな国が本市のモノづくり企業との産業の連携などに関心をもっている状況をチャンスと捉え、独立行政法人日本貿易振興機構大阪本部の協力で開催されたもので、8月に行ったアメリカに続き2回目です。

    当日は、市内モノづくり企業29社が参加。総領事館の職員からドイツの経済事情などが説明されたほか、総領事や州政府関係者などとの交流も行われ、市内企業担当者らは積極的に総領事館の職員らに話を聞いていました。

    参加したフジ矢株式会社の中正也さんは「ヨーロッパへの進出を考えているなかで、ドイツの州政府関係者と情報交換ができ、大きな一歩が踏み出せました」と話していました。

    ワールドマスターズゲームズ2021関西
    エントリーが始まります

    生涯スポーツの国際総合競技大会で、30歳以上なら誰でも参加できる「ワールドマスターズゲームズ2021関西」のエントリー受付が始まります。スポーツ愛好者に向けた総合的なスポーツ関連サービスを提供する「Team Do Sports Portal」の会員登録者を対象にしたアーリーエントリー(先行申込み)は来年1月6日(月曜日)10時から、一般エントリーは2月1日(土曜日)10時から、それぞれ開始します。

    また、11月20日から大会ボランティアの募集を開始しています。選手、ボランティアともぜひご参加ください。詳しくは大会ウェブサイトをご覧ください。

    同大会は令和3年5月14日~30日の17日間に、35競技59種目が関西一円で開催され、市花園ラグビー場ではラグビーフットボール競技を実施します。

    問合せ先
    スポーツのまちづくり戦略室 06(4309)3019、ファクス06(4309)3847

    お問い合わせ

    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

    ファクス: 06(4309)3822

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