令和元年9月4日 市内企業とバーチャル博物館を開発!
東大阪市は、市内企業とタッグを組み、フォトグラメトリーとVR技術を駆使した新たな博物館展示手法を開発し、9月1日から日本で初開催されたICOM Kyoto 2019(国際博物館会議京都大会)で、中核市規模の自治体として唯一出展し、世界中から集まるミュージアム関係者らに向けて展示・公開しました。
市ではこれまで、文化財の保護や調査研究を目的に、対象物を数千枚にわたり撮影した画像からその3Dモデルを生成するフォトグラメトリー(三次元写真測量)技術を用いた詳細な3Dモデルの記録を作成してきました。
これらの3Dモデルのさらなる活用として、写真測量を専門に実施している市内企業「株式会社相互技研」と共同で、3D化された文化財をバーチャル博物館で鑑賞することができる手法を開発。VR技術によって仮想空間上で、同社の優れた測量技術に基づき3D化された土器などを、まるで手に取るかのように鑑賞することができます。
フォトグラメトリーとVRの技術を融合し、展示手法として用いることは世界でもまれな取組みであり、市では今後、この手法を用いて市民の文化財への関心の惹起や文化財保護に関する啓発に取り組んでいきます。