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東大阪市

あしあと

    市政だより 平成30年(2018年)7月15日号 2面(テキスト版)

    • [公開日:2021年12月6日]
    • [更新日:2021年12月6日]
    • ID:22957

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    小中一貫教育 15の春を思い描いて
    来年度本格実施に向けて

    市では、「小学校6年間、中学校3年間」という枠組みに捉われず、9年間を見通した小中一貫教育を、来年度から全25中学校区で実施します。「地域の子どもは地域で育てる」を合言葉に、地域・家庭・学校が一体となって、小中一貫教育を進めていきます。

    今年度は、プレ実施

    小中一貫教育の具体的な取組みとして、「6年生の中学校登校」「5・6年生の定期テスト」「6年生の一部教科担任制」「未来市民教育」があります。

    今年度は、来年度の本格実施に向けてプレ実施を進めています。また、担任や教科をもたず小中一貫教育の推進に専念する教職員「小中一貫教育コーディネーター」を、今年度から市独自で配置しました。小中一貫教育コーディネーターには、中学校区ごとの特色や地域性を活かし、小中一貫教育推進の中心となるよう、地域教育協議会への参加や、学校園間の調整などに取り組んでいます。

    小中一貫教育コーディネーター
    川崎泰史さん

    「子どもたちがお互いに学びあって、高めあえることをめざして、小学校と中学校の垣根を越えた「つながり」をさらに深められるよう、私たちは地域・家庭・学校が一体となって小中一貫教育の取組みを進めています。」

    現在、川崎さんは9年間の授業実施計画や、6年生の中学校登校など、小中一貫教育の円滑な実施に向けて仕事をしています。

    6年生の中学校登校

    小中一貫教育の中心的な取組みの一つとして、「6年生の中学校登校」があり、昨年度から全中学校区で実施し、取組み内容などの検討を進めてきました。

    この取組みは、6年生が中学校の校舎で、中学校の先生や先輩とともに実際の学校生活を定期的に体験することで、新しい環境に誰もが抱くさまざまな「不安」の軽減を目的とします。

    中学校への入学や進級、また新学期のスタート時には、不登校や問題行動などが顕在化しやすい傾向があり、その背景として、このような「不安」がもととなっている子どもも少なくありません。今年度当初、6年生と中学校1年生を対象にアンケートを実施した結果、6年生へ「中学校生活について、どう思いますか」という問いには、「何らかの不安がある」という回答が約半数もありました。また、中学校1年生へ「6年生時の中学校登校は良い経験になっていますか」という問いには、約90パーセントの肯定的な回答がありました。中学校からも例年に比べ、新入生がスムーズに新学期をスタートできていると報告を受けています。

    このように、さまざまな節目を丁寧につなげ、子どもたちの内面的な環境調整を行うことは、落ち着いた学校生活を送れることにもつながります。そして、6年生を迎える立場となる中学生にとっても、年長者としての自覚をより高めていると報告も受けています。

    落ち着いた環境のもと、高い意識をもって学校生活を送ることで、「学力の向上」や「人間関係の醸成」にも寄与する取組みであると考えています。

    未来市民教育
    「夢TRY科」

    近い将来、AIなど科学技術の急速な発展による急激な社会の変化や、南海トラフなどに起因する大規模な自然災害が高い確率で発生すると指摘されており、未来はまさに「予測困難な時代」であると考えられます。そのような未来を生きる子どもたちが時代に対応して、充実した人生が送れるよう、社会基盤などの仕組みの大切さを知り、コミュニケーション力の向上や、グローカル(グローバル・ローカル)な視野をもつとともに、「命を守るもの・命を育むもの」に焦点をあて、事故や災害から身を守る力を養うことは、私たち大人の責任です。

    市では来年度から、小中一貫教育を実施することで活用できる特例を活かし、市内全ての小学校3年生から中学校3年生に対し、未来市民教育「夢TRY科」の授業を実施します。夢TRY科は、本市独自のテキストを使用し、コミュニケーション力の向上、グローカルな視野をもつという目標を意識し、「より良い社会を築くために」「事故災害への備え」「生活を支える仕組み」「暮らしを豊かにするもの」の4つの単元から構成しています。

    9年間をつなげる

    義務教育9年間で小中一貫した教育を行うために、全中学校区で学習内容や授業を受けるルール、生活の決まりごとなどを、小学校1年生~中学校3年生の学齢に応じて、系統的で一貫性のあるものとなるように協議を進めています。

    「小学校6年間、中学校3年間」の枠に捉われず、子どもをつなぐバトンを丁寧に引き継ぎ、子どもたちには「あこがれ」と「思いやり」をもちながら、「15の春」にむけて、さらなる成長を促します。

    来年度から2校開校
    義務教育学校

    来年度から、義務教育学校(※)として開校する2校の校名が決まりました。

    池島中学校と池島小学校が「義務教育学校池島学園」、縄手南中学校と縄手南小学校が「義務教育学校くすは縄手南校」となります。

    ※義務教育学校とは、小学校課程から中学校課程までの義務教育9年間を一貫して行う学校です。

    問合せ先
    小中一貫教育推進室 06(4309)3267、ファクス06(4309)3838
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    東大阪市市長公室広報広聴室 広報課

    電話: 06(4309)3102

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