保健師からのメッセージ(2歳3か月)
1歳から3歳のお子さんをもつあなたへ
2歳3か月のころ
子どもの事故を防ぎましょう
1~4歳児で増える交通事故と溺死
1~4歳児では、交通事故による死亡が約34%をしめています。次いで窒息(ちっそく)が約27%、溺水(できすい)・溺死事故(できしじこ)は約25%となり、年齢の溺死(できし)の多くは、家庭の浴室で起きています。 (平成27年人口動態統計より)
道路や遊び場などでの事故

屋外で遊ぶようになると、転んでケガをすることも多くなります。
ブランコなどの遊具で遊ばせるときは、目を離さないようにしましょう。また、施設や遊具の対象年齢を守り、外遊びのルールをしっかり教えましょう。屋外では大人がいつも付き添って、子どもの行動を見守り、事故を未然に防げるよう注意しましょう。
赤ちゃん返りについて
なぜ、赤ちゃん返りをするのかは、決まった原因はありません。その子を取り巻く環境や変化が関わることが多く。原因はそれぞれです。
主に自分のことができるようになってくる2歳以降の子どもに、よく見られます。赤ちゃん返りをよくする子もいれば、まったくしない子もいます。
赤ちゃん返りのきっかけ
子どもは成長するに比例して、自分でできることが増えていきます。自立への自信にもつながりますが、同時に親から離れていくような寂しさも芽生えます。
そんな時に赤ちゃんのような存在に戻って、親の愛情を確認することで、不安を無くそうとする行動にでます。
また、母親が仕事復帰したり、妊娠や出産で身の回りに変化が起こる時にも見受けられます。
赤ちゃん返りへの対処

それまで出来ていた自分の身の回りの事や挨拶が疎かになったり、母親と離れなくなったりすることもあります。トイレトレーニング中だと、赤ちゃんのオムツをしたがり、振り出しに戻ることもあります。自分の行動に自信が持てずにイライラしたり。逆に自分の意思を強くおし通したりとさまざまです。
今まで自分を中心に回っていた毎日が変化することで、自分の存在を後回しにされてしまうかもしれない不安も要因のひとつと考えられます。
親は子どもを平等に愛していて大切に思っていると。言葉や態度で示してあげましょう。親との関わりで安心を確認できれば、しだいに落ち着くかもしれません。
妹や弟がいる場合は、上の子は赤ちゃんの方が良いと思って赤ちゃん返りをするので、「さすが、お姉ちゃん」「お兄ちゃんだからできるんだね」などとほめて十分に甘えさせてあげましょう。

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中保健センター 電話: 072(965)6411 ファクス: 072(966)6527
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