粥を炊いて今年の農作物の豊凶と天候を占う「粥占神事」が枚岡神社で行われました。
粥占神事は、室町時代から続くといわれている伝統行事で、大阪府の民俗文化財に指定されています。神事では「占竹」と呼ばれる竹筒を束にして沈めた釜で、小豆が入った粥を炊いていき、占竹の中に詰まった粥の量で米や大豆などの農作物の豊凶を占います。また同時に、「占木」と呼ばれる黒樫の木をかまどにくべて、その焦げ具合で今年の月々の天候を占います。
神事当日は多くの参拝客に見守られながら厳かに執り行われました。結果は、15日に同神社で行われる粥占報賽祭で頒布される「占記」で発表されます。
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