栄養士からのメッセージ(3歳6か月)
幼児食のポイント(3歳6か月頃)
子どもの頃からの健康に対するよい食習慣づくりが、生涯を通じ、健やかで心豊かに生活するための食育につながります。
この頃は心とからだの基礎が形成される時期であり、食を中心にした早寝・早起きの生活リズムの確立がとても大切です。
「いただきます」「ごちそうさま」という感謝の気持ちを育み、家族みんなで食卓を囲み、楽しく食べましょう。
野菜を食べよう!
野菜の鮮やかな色は食卓を彩りますが、野菜の持つにがみや辛みなどの独特の味が、子どもにとって苦手なことがあります。苦手な野菜は一口でも食べたら、食べたことをほめてあげ、どんな味だったか聞いてあげましょう。また、家庭でミニトマトや豆苗、青ねぎなどの野菜を育て、一緒に収穫して料理を作り、楽しく食べることも食育です。嫌いな野菜も自分が育てたり、料理したりするとがんばって食べてくれます。
野菜の調理方法
野菜は切り方や調理方法で食感に変化をつけることができます。ピーマンなどは湯通しすると苦味が消えます。色々な食感の野菜を味わってみましょう。
- 生野菜:
棒状に切ってスティックにする。せん切りにしてドレッシングで和える - 煮物:
一口大に切り、だしやスープでやわらかく煮る - 揚げる:
薄いスライスやスティック状に切って、からっと揚げる - 焼く:
一口大や輪切りにし、フライパンやトースターで焼く - 蒸す:
適当な大きさに切り、蒸し器や電子レンジで加熱する - その他:
にんじんとリンゴをすりおろして、加熱してジャムにする
子どもと一緒にクッキング
子どもが楽しく自分でやったという達成感を得るためには、安全に料理ができることが大事です。子どもが料理しやすい場所で、踏み台や幼児机などで高さを調整し、衛生的な調理器具や食器などを準備し、手順を考えて簡単な料理から始めます。
- 爪を短く切り、エプロンと三角巾を着用します
- ふざけて料理をするとケガをすることを説明し、作り方を丁寧に話して、確認します
- しっかりと手洗いをしてから料理を始めます
おとうふ白玉 きなこもち風(4人分)
白玉粉 50g
木綿豆腐 50g
A
きな粉 大さじ2
砂糖 大さじ1
エネルギー 82kcal
カルシウム 19㎎
鉄分 0.6mg
塩分 0
☆白玉粉の代わりに、上新粉でも作れます。感触の違いを体験してみましょう。
☆木綿豆腐の代わりに、茹でた野菜を加えるとカラフルな白玉団子が作れます。
木綿豆腐を20g減らして、茹でてつぶした野菜を20g加えてみましょう。
(例)にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草など
木綿豆腐 50g
A
きな粉 大さじ2
砂糖 大さじ1
- 白玉粉のかたまりをつぶし、木綿豆腐を加えて、耳たぶくらいの固さまでよくこねる
- 小さく丸めて熱湯で茹でる。浮き上がってきてから2~3分煮て水にとり、水気をきる
- Aを混ぜ合わせ、器に盛ったおとうふ白玉にかける
(1人分の栄養価)
エネルギー 82kcal
カルシウム 19㎎
鉄分 0.6mg
塩分 0
☆白玉粉の代わりに、上新粉でも作れます。感触の違いを体験してみましょう。
☆木綿豆腐の代わりに、茹でた野菜を加えるとカラフルな白玉団子が作れます。
木綿豆腐を20g減らして、茹でてつぶした野菜を20g加えてみましょう。
(例)にんじん、かぼちゃ、ブロッコリー、ほうれん草など
食事のマナー
「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶をしていますか。食べ物と食事を作ってくれた人への感謝の気持ちを声に出して言うことで、「生命」の大切さを育みます。
この他にも、食事にはマナーがあります。正しいマナーのお手本を家族が見せて、教えてあげましょう。
- 口に食べ物を入れたまま話さない
- お箸やフォークで人を指差ししたり、つつかない
- 食べる時はひじをつかず、スプーンやお箸を持たない手でお茶碗やお椀を持つ
- 食事中は立ち歩かず、姿勢正しく座って食べる
お箸を使って食べていますか
鉛筆にぎりのスプーンで食べ物をこぼさず食べることができるようになったら、お箸の練習を始めます。人差し指、親指、中指を使う鉛筆にぎりの持ち方は、箸の持ち方になります。
- 箸の長さは、手首の端と箸頭を合わせて、指先より3cmほど長いものが使いやすいです
- 長さが合ってないとなかなか上達しにくいので、気をつけましょう
- 木製・竹製で細くて四角い形のもので、先端にザラザラな部分があるものが使いやすいです
お問い合わせ
東大阪市役所 健康部 保健所東保健センター 電話: 072(982)2603 ファクス: 072(986)2135
中保健センター 電話: 072(965)6411 ファクス: 072(966)6527
西保健センター 電話: 06(6788)0085 ファクス: 06(6788)2916