麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起
令和6年11月29日 14時発表
令和6年11月26日(火曜日)に東大阪市保健所管内において、麻しん(はしか)陽性者が1名確認されました。
当該患者の疫学調査を行った結果、感染性のある期間に下記施設を利用しており、不特定の方と接触している可能性があることが判明しましたので、広く注意喚起するものです。
なお、当該患者は、令和6年11月14日に大阪府において報道を行った麻しん患者と航空機内で接触した可能性のある方です。
1 患者概要
20代 男性 東大阪市在住
発症日 令和6年11月23日土曜日
主な症状 発熱、咳、鼻汁、結膜充血、発疹、頭痛、咽頭痛
2 施設の利用状況
日付 | 滞在時間(目安) | 施設等 |
---|---|---|
11月23日土曜日 | 8時00分頃から8時30分頃まで | JR西日本 大阪駅からユニバーサルシティ駅(最後部車両に乗車) |
11月23日土曜日 | 8時30分頃から19時00分頃まで | ユニバーサル・スタジオ・ジャパン |
11月23日土曜日 | 19時30分頃から20時30分頃まで | JR西日本 ユニバーサルシティ駅から大阪駅(乗車場所不明) 大阪駅から高井田中央駅(乗車場所不明) |
11月24日日曜日 | 19時30分頃から20時00分頃まで | 丸亀製麺大東 |
麻しんウイルスの空気中での生存期間は、2時間以下とされています。
現時点において麻しん患者が利用した施設等を利用されても感染の心配はありません。
3 注意喚起
- 麻しん患者と接触した場合は、潜伏期間を考慮し、接触後21日間の健康観察が必要です。
- 上記施設を利用した方が12月15日日曜日までに発熱・咳、鼻水といった風邪症状・発疹の症状が出現した場合は、医療機関の受診が必要です。受診する前に最寄りの保健所に連絡するか、必ず事前に医療機関に連絡し、麻しんの疑いがあることを伝えてください。受診の際は公共交通機関の利用を控えて医療機関の指示に従って受診してください。
- 麻しんは予防接種で防げる病気であり、個人でできる最も有効な予防方法です。麻しんの定期予防接種の対象者は、第1期:1歳児、第2期:小学校就学前の1年間です。対象者はできるだけ早めに接種するようにしましょう。
4 麻しんの症状等
麻しんは、感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れ、2から3日熱が続いた後、39度以上の高熱と発疹が出現します。これらの症状が現れている間は、咳や鼻水に麻しんウイルスが出るので、免疫のない人に感染させてしまいます。
詳しくは、下記ページをご確認ください。