令和元年度(第7回)東大阪市CSR経営表彰受賞事業所が決定しました!!
本市では、CSR(企業の社会的責任)をテーマとした表彰を行っています。この表彰は、「環境」「地域・社会」「人権・労働」のいずれかの分野でのCSR活動と、良好な財務経営を両立している中小事業所を表彰することで、市民が誇ることができる責任ある事業所として信頼と価値を高め、市域の雇用創出や本市産業の振興と発展につなげることを目的としています。
応募のあった事業所のCSR活動について、書類審査と現地調査を行った結果、次のとおり決定しました。いずれの事業所も環境に配慮した活動や雇用の創出につながる活動実績があり、今後の継続的な活動にも期待できます。
※CSRとは・・・Corporate Social Responsibilityの略。「企業の社会的責任」と訳され、企業は社会的存在として、最低限の法令順守や利益貢献といった責任を果たすだけでなく、市民や地域、社会の顕在的・潜在的な要請に応え、より高次の社会貢献や配慮、情報公開や対話を自主的に行うべきであるという考え。
令和元年度(第7回)東大阪市CSR経営表彰受賞事業所
優秀賞(2事業所)
環境部門
株式会社ユウビ造形
人権・労働部門
三洋商事株式会社
奨励賞(1事業所)
人権・労働部門
株式会社関西電工
優秀賞を受賞した事業所のご紹介
代表者 | 代表取締役 森田 寿一 |
---|---|
事業所所在地 |
今米1丁目18番15号
|
業務内容 |
プラスチック成形加工 |
ホームページ | 株式会社ユウビ造形のホームページ(外部サイトへ移動します) |
活動内容 |
『エコアクション21の認証取得に挑戦』
地域の方々や働く社員に、ユウビ造形は「環境に配慮した安心で安全な会社」であることを証明したいという思いから、エコアクション21の取得に挑戦し、2019年2月に認証を受けた。 電力量を減らすために社内照明の98%をLED電球に変更したり、空調を省エネタイプのものにするなど環境に配慮した取り組みをおこなった。 この活動を通して社員の中に環境への意識が根付きはじめ、身近な部分での削減に対する気づきが生まれた。 |
受賞理由 |
経営理念のなかにも「社会との協調」が明文化されており、CSRに高い意識を持って取り組んでおられました。
エコアクション21の認証にむけたプロセスと成果の見える化に取り組まれており、CO2の削減など会社をあげて意欲的な行動につなげる努力が感じられました。環境に関する社会貢献度は大きいと考えられます。
この活動のほかにも、地域住民のためにAEDを設置していることや、有給休暇取得率が年々上がっていることも評価に値いたします。
経営者の誠実さと真摯な取り組み姿勢が、従業員や取引先、地域にも波及効果を与えていることが伺え、今後も大いに期待を持つことができると思われます。
|
代表者 | 代表取締役 河原林 令典 |
---|---|
事業所所在地 |
菱江2丁目4番10号
|
業務内容 | 産業廃棄物処理業 |
ホームページ | 三洋商事株式会社のホームページ(外部サイトへ移動します) |
活動内容 |
『BLT(Best Lady Transition)プロジェクト』
男女問わずあらゆる分野で活躍できる会社でありたいという思いから、特に女性の働き方に着目し、2016年冬にプロジェクトを立ち上げた。
女性だけの会議や食事会など女性の意見を取り入れる場を積極的に作ることで、事務職だけでなく現場で働く女性にとっても働きやすい職場作りを目指している。
この活動は、顧客にも好評で、採用活動においても自ら現場を希望する女性が増えてきているなどビジネス面での効果ももたらしている。 |
受賞理由 |
ホームページでも女性登用のプロジェクトが掲載されており、担当者からは、前向きに取り組もうとする姿勢が伺えました。女性の活躍に注目し、そのリーダーシップを引き出そうとする経営手腕は評価に値いたします。現場でも女性がいきいきとされており、会社全体に若さと躍動感が感じられました。挨拶も徹底されていて好印象でありました。
この活動だけでなく、障害者の雇用率が高いことや、小学校の社会科見学の受け入れや森林保全、近隣の清掃活動やお祭りを開催するなど、多方面にわたって地域貢献されていることも高く評価できます。
廃棄物処理事業の収益性改善と廃棄物処理工場のクリーン化を実現した貢献は大きいと考えられます。
|
奨励賞を受賞した事業所のご紹介
代表者 | 代表取締役 大住 貴子 |
---|---|
事業所所在地 |
小若江3丁目3番1号
|
業務内容 | 電気めっき、検査・選別 |
ホームページ | 株式会社関西電工のホームページ(外部サイトへ移動します) |
活動内容 |
『ワークライフバランスへの配慮』
どうすれば「仕事」と「家庭」の両立ができるのか社員とともに考えてきたことが、自然とCSR活動につながっていた。
子育て世代の女性でも気兼ねなく働けるように非正規雇用者には自由出勤制を採用し、正規雇用者にも、年次有給休暇を積極的に取得するよう推奨している。 35歳以下の正規雇用者比率は年々増加傾向であり、従業員同士の会話が少なかった職場が、明るく活気あふれる職場へと変わりはじめている。 |
受賞理由 |
経営者として率先して取り組まれ、女性の活用をひとつの切り口として経営面に活かすことで、品質検査の受注など新たなビジネス展開につなげられていました。また、若者や経験年数が短い方が従業員の大半を占めているなかで、研修等によって品質が安定する体制を確立されていました。
経営者だけでなく、従業員も自主的に協力して取り組んでおり、会社全体が活気ある印象であった点は高く評価できます。
若い人材、障害者の雇用、高齢者の活躍等も見据えた考えを持っておられ、これからの幅の広がりに期待を持つことができ、今後実現させていただきたく思います。
|