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 平成28年度東大阪市立縄手南中学校入学式式辞

 

 今年は桜の開花も少し早く、春の暖かさが一段とほのぼのと感じます。入学式のこの季節になると、桜の開花情報が飛び交い、日本の四季豊かな彩にはとても情緒を感じるものです。今年度は133名の新入生を迎えました。新入生、入学おめでとうございます。また、保護者の皆様におかれましても、お子様のたくましさがさらに増す希望のスタートです。本当におめでとうございます。この3年間どうぞよろしくお願いいたします。また、ご臨席いただきましたご来賓、ならびに地域関係諸団体の皆さまには、公私ご多忙の中、このように本校入学式に花を添えていただき、まことに感謝致す次第であります。高いところからではありますが、厚く御礼申し上げます。

 

 さて、新入生の諸君、君たちは今日から縄手南中学校の一員となりました。縄手南中学校は日本一を目ざす学校です。従って君たちも今日から日本一を目ざす学校の生徒として、意識高くレベル高く歯をくいしばって挑戦してもらわなければなりません。この「日本一」という言葉を初めて耳にすると、おそらくあまり具体的なイメージがわかず、ボヤっと聞こえているのではないかと察します。しかしながら、しばらくするとその本気さがわかるようになります。実際、この3月に卒業した卒業生も、この4月に進級した先輩の3年生も2年生も最初は「日本一」を目ざす感覚がよくわからなかったとは思いますが、縄手南中学校で生活する時間を重ねるに連れ、その本気度を増してくれています。ですから新入生の君たちは、2、3年生の先輩の行動や、先生方の話をよく聞いて早く日本一を目ざす縄手南中学校の「空気」を感じとってください。日本一を目ざす学校の一員として何事にも全力を尽くしてください。

 

 縄手南中学校ではすべての教育活動において「人格形成」を柱としています。「人格形成」において成功の秘訣となるのは「自分との勝負」です。「敵は我にあり」と言われるように勝負のポイントは、自分自身との闘いにあります。縄手南中学校では、この「人格形成」を柱としたすべての教育活動を「縄南道」と呼んでいます。「縄南道」では勝つときには必ず「勝因」があり、敗けるときには必ず「敗因」があると考え、「勝因」となる要素は「一生懸命」「ていねい」「ひたむき」であり、「敗因」となる要素は「いい加減」「適当」「だいたい」であると考えています。

 つまり「だいたいできた」は「勝因」ではなく「だいたいにしかできなかった」という「敗因」であると考え、なぜ「だいたいにしかできなかったのか」と振り返り、さらに高いレベルへの挑戦を意識しています。「まっ、これくらいでいいか」という適当な意識はまちがいなく「敗因」でありますから、常に「一生懸命」に「ていねい」に「ひたむき」に取り組み、何事も雑にならないような行動を目ざして下さい。こうした意識の改革は行動を変え、意識高くある行動はやがて習慣となり、そして結果へと繋がります。「縄南道」ではこのような物の考え方を伝えていきますので、新入生も日本一を目ざすことに早くなじみ、全力で挑戦して下さい。今後詳しく伝えていきますが、「勝因」となる「人格形成」に欠かせない要素で、意識が高くあり、本気でさえあれば、今すぐに誰にでも実行できることが、「返事!あいさつ!声!ダッシュ!!」です。これにはとても大切なことですが、そうそう簡単なことではありません。これからいろいろな場面で、なぜ「返事!あいさつ!声!ダッシュ!!」なのかを伝えていきますので、「返事!あいさつ!声!ダッシュ!!」という言葉をしっかり覚えおいてください。

 

 保護者の皆様、改めて本日は本当におめでとうございます。小学校の6年間を終えられ、中学校は義務教育最後の3年間です。保護者の方々に課せられた義務教育の「義務」ということをしっかりと念頭におき、学校では子どもたちが未来に通用する大人となるよう全力で3年間の教育活動を推進させていただきます。

 入学説明会でもお伝え致しましたが、縄手南中学校では、子どもたちが二十歳の成人式を迎えた時に、当たり前のことを当たり前にできる大人と成長してくれていることを意識しています。二十歳にもなれば成人式の場で、自分勝手に好きな振る舞いをして騒ぐのではなく、人の話はきちっと聞いて、そして、自分の顔も知らない方々がいろいろな打ち合わせをして下さっていたり、いろいろな準備や手続きをして下さっていたり、そして成人式当日の会場となる場を創るのにも時間と労力を使ってくださっている訳ですから、せめて会場を出る時には、その方々に対して「ありがとうございました。」の一言くらいは言える大人に成長して欲しいと思っています。縄手南中学校ではそのようなことを大切なことだと考え教育活動を奨めています。

 今、社会問題となっています「いじめ」や「暴力」に関しても、また「学力」の問題に関しても、「縄南道」が基本とする「人格形成」がとても大切ではないかと考えています。学校ではきちんとした道徳的な指導をするとともに、犯罪となる行為に関しては警察やサポートセンターといった関係機関にも協力いただき、あらゆるツールを使わせていただきながら子どもたちが「夢を叶えることができる」ために、「夢を夢でおわらせない」ために、「心・技・体の研鑽」を目ざして前進していきます。縄手南中学校の先生方は決して手を抜きませんので、義務教育の義務という言葉の意味をしっかりと踏まえながら、時にはきびしい指導もあるかとは存じますが、子どもたちがわがままを盾に通り抜けることのないように、共に、これから3年間ぜひ、よろしくお願いいたします。

 

 さらに、地域の皆様方、保護者の皆様、今年度平成28年度は本校創立三十周年の年となります。創立以来、地域の皆様に支えられ成長して来ました本校30年の歴史が経過致します。11月13日(日)には三十周年記念式典も行いますので、本校OBをはじめ多くの関係の方々にお伝えいただければ幸いです。詳細については後日お知らせいたします。そしてこの歴史を引き継ぎ、今お話ししました「縄南道」の精神をより推進するために、地域一体となって子どもたちを育て、平成31年度には、縄手南中学校と縄手南小学校が共に一つの学校として東大阪では初めての施設分離型小中一貫義務教育学校として新しい学校へと移行致します。近々東大阪市長様や教育委員会からも広報されることと存じます。二十歳の大人になったときに当たり前のことを当たり前に実行できる人となるよう、子どもたちを育てるために、「人格形成」を柱として教育活動を推進し、まさに学校、家庭、地域が一体となった子育てをしていきましょう。縄手南地域が日本一となることを目ざしたいと考えています。皆様、どうぞよろしくお願い致します。

 

 では、新入生の諸君、がんばりましょう。目ざすは日本一ですのでよろしくお願いします。

 

平成28年4月7日

   東大阪市立縄手南中学校  校長 日比野功