ご入学おめでとうございます!

入学する新入生のみなさんへの校長先生からの式辞の一部です。

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。
今日からみなさんは、柏田小学校の1年生です。
皆さんが入学してくるのを楽しみにしながら、先生方や6年生のお兄さん、お姉さん達全員で、この体育館や教室の飾りつけをしました。
(中略) 

  さて、これから校長先生から、皆さんに1つだけ、お話しをします。

 それは、「元気に あいさつを しましょう」ということです。

 

(池の絵、立てる)

 実は、柏田小学校の校長室には。あいさつの大好きなカエルさんがいます。

 一度、「おはようございます」と呼んでみましょう。

 せーの、(おはようございます)(カエルまだ出ない)

あれ?声が小さいのかなぁ

 (カエルを右手にセット)

 もう少し大きな声で呼んでみましょう、せーの(おはようございます)

(カエルちょっと顔を出す)

 もーっと、元気なあいさつを、してみましょうか、

せーの(おはようございます)

 (カエル全部出る、はしゃぐ。耳元に話しかける)

「うんうん、うんうん」

 みんなの元気な声がすごく嬉しい、だって。

 「うん?うんうん」これからも元気にあいさつしてほしい、だって

 皆さん、大丈夫ですかぁ?(返事を確認してカエルはしゃぐ)

 「ん?なんだって?」

「そろそろ、恥ずかしい…、って?」

 はいじゃあ、また、みんなのあいさつ、聞きにきてくださいね。

(カエル手を振る)

 (カエル、池に戻る)ドブン! 

 はい、皆さんよくできました。

今日から毎日、今みたいに、元気なあいさつをお願いします。

(後略)

平成31年、4月4日、東大阪市立柏田小学校 第15代校長、野々村 礼二

 

ご卒業おめでとうございます!

以下は、卒業するみなさんへの校長先生からの式辞の一部です。

 

「柏田小学校 第46期生の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。(中略)

 今日はこの、卒業証書のお話をします。

 まず、1番上に「卒業証書」と書かれてあります。この証書は小学校を卒業したという証しです。

次に自分の名前が書かれてあります。世界で自分だけの卒業証書です。

その名前を小学校生活で何度呼ばれてきたでしょうか。

先ほどの卒業証書授与の際、担任の吉村先生と中山先生がみなさんの名前をしっかりと呼びました。

担任の先生が授業として皆さんの名前を呼ぶのは、今日が最後です。

皆さん、本当に元気ないい返事でした。

 

次には、誕生日が書かれてあります。ここに書かれてある日に、みなさんの命が、生まれたのです。

そして、今日まで生きてきました。

いろいろなことがあったと、思います。

ここに書かれてある誕生日、その日はどんな日だったのでしょうか。

天気はどうだったのでしょうか。寒かったでしょうか、暑かったでしょうか。

どんな日であっても、お家の人たちは、みなさんが生まれたことをどれほど喜んでくれたことでしょう。

今日までのことを振り返ってみてください。

夜泣きをして寝つかないとき、ずっと寝ずにあやしてくれたのは誰だったでしょう。

風邪で熱が出た時、心配してくれたのは誰だったでしょう。

6年前の入学式のとき、ランドセルを用意してくれたのは誰だったでしょう。

朝、なかなか起きられない日に、何度も起こしてくれたのは誰だったでしょう。

忘れ物をしたとき、そっと学校へ届けてくれたのは誰だったでしょう。

一番大切な人は、たぶん、皆さんの、いちばん身近に、いたはると、思います。

 

 卒業証書の真ん中には、みなさんが小学校の課程を修了し、卒業したということが大きく書かれてあります。

そして、その日付けは3月31日です。

人生にはいくつかの節目というものがあります。卒業は、その節目の一つです。

人生には節目があるからこそ、次の成長があるのです。

 

 卒業証書に書かれている番号は何でしょうか。この番号は自分だけの番号です。

柏田小学校の第1期生から、ずっと、繋がっている番号です。

柏田小学校の卒業生は、今日の皆さんを合わせて3628人です。

みなさんも柏田小学校のよき伝統を持ち続けて下さい。

 

 この卒業証書には六年間の思い出もぎっしりと詰まっています。

「キセキ」を合言葉にして取り組んだ運動会や修学旅行、母国語学級を囲む柏田っ子ワールドや、先日の平和学習報告会などなど…、先生から褒められた日も、叱られた日も、どれもこれも、忘れることができない思い出になっていることと思います。

 

卒業証書の最後には、校長先生の名前もあります。

卒業証書は、校長先生からの最後のメッセージです。

素晴らしい皆さんに出会えて、本当に幸せでした。ありがとう。 

(後略)」

6年生の皆さん、本当におめでとう♪

 

いよいよ3学期!「チーム柏田」ラストスパート!

いよいよ3学期です。それぞれの学年のまとめの大切な時期です。

柏田小の教職員一同、地域の皆さまや保護者の皆さまとがっちりスクラムを組んで、がんばるみんなを応援します!

 

2学期もようがんばったね♪

いつも元気な柏田っ子のみなさん、2学期も本当によくがんばったね。

冬休みは健康と安全に気を付けて、3学期の始業式には元気な顔を見せてくださいね。

H30(2018)柏田小スタッフ

 

2学期も、よくがんばったね!

柏田っ子のみなさん、運動会や柏田っ子ワールドやマラソン週間や、毎日の学習…

本当に毎日、よくがんばりましたね♪

終業式では、そんな皆さんのがんばりを、担任の先生がしっかり見て書いてくれた「あゆみ」の一部を紹介しました。

本当によくがんばりました!

メリークリスマス!3学期に元気な笑顔でまた登校してくださいね。

 

集会での絵本読み聞かせの様子です

 

七夕を前にしたある日の集会で、くすのきしげのりさんの「おこだでませんように」という絵本を読みました。

僕はいつも 怒られる。
家でも 学校でも 怒られる。

おかあちゃんは仕事で 時々帰りが遅い。
そんな時、僕は妹と 遊んでやる。
けれど、そういう日に限って 妹はワガママを言う。
「こんなぐちゃぐちゃな 折り紙なんか いやや
お母ちゃんはもっと 上手やもん!」
「うるさい 妹のくせに!」

僕が怒ると 妹は すぐに泣く。
そして、たいてい お母ちゃんが 帰ってくるまで 泣いている。
途中で休んで お母ちゃんが帰ってきたとたんに また泣き出す事もある。

妹が泣いた日は 必ず お母ちゃんに 怒られる。
「また 妹 泣かして」
(妹のくせに ワガママばっかり 言うからや)
「まだ 宿題 してへんの?」
(妹と 遊んでやってた からや)

けれど、僕がそう言うと お母ちゃんは もっと怒るに決まってる。
だから、僕は 黙って 横をむく。
横を向いて 何も言わずに 怒られる。

あーあ、僕は いつも おこられてばっかりや。

僕は学校でも よく 怒られる。

今日は 休み時間に マー君とター君が サッカーの仲間に 入れてくれへんかった。
「なんで 仲間に入れてくれへんのや?」 と聞くと
「お前はルールを知らんし 乱暴やから 仲間に入れてやらへん」 と言われた。

僕は悔しかったので
「あーあー そうですか、こっちこそ 頼まれても 一緒に遊んでやらへんからな」
と言うてやった。

言いながら、僕はマー君にキックして ター君にパンチをした。
すぐに ふたりは 泣き出した。

先生がやって来て、僕だけが怒られた。
「また、やったん?」
(ふたりが先に、イジワルゆうたんや)
「暴力はいけません」
(でも、「仲間に入れたれへん」と言われたのは、僕の心が受けたパンチやで)

けれど、僕が何か言うと、先生はもっと怒るに決まってる。
だから、僕は 黙って 横をむく。
横を向いて 何も言わずに 怒られる。

あーあ、僕は いつも おこられてばっかりや。

昨日も怒られたし…、今日も怒られてる…、きっと明日も怒られるんやろなぁ。

ホンマは僕は「エエ子やねぇ」って言われたいんや。
でも、お母ちゃんも 先生も 僕を見る時は いつも怒った顔や。

この前、お母ちゃんに「そんな怒った顔してたら シワが増えるで」と言うたら
また、怒られた。僕は、お母ちゃんに、いつも、きれいでいてほしいのに。

この前、休み時間に大きな声で 歌を歌ってたら、「もう少し、静かにしなさい!」
って、また、怒られた。
入学式の時は、「声が大きくて、元気がええね」って言ってくれたのに。

僕は、どないしたら、怒られへんのやろ。
僕は、どないしたら、褒めてもらえるのやろ。
僕は、…「悪い子」なんやろか…

せっかく、小学校に、入学したのに、せっかく1年生に なったのに…

7月7日(なのか)、僕らは 七夕さまのお願いを 短冊に書いた。
マー君とター君は「サッカー選手になれますように」
ともちゃんは「ピアノが上手になりますように」と書いてた。

僕は、考えた。一番のお願いを考えた。一生懸命考えていると
「はよう、書きなさい」とまた、怒られた。

僕は、小学校に入学してから、教えてもらった、ひらがなで、一番のお願いを書いた。
ひらがな1つずつ、心をこめて書いた。

お こ だ で ま せ ん よ う に

書き終わったのは、いつものように僕が最後だった。
(あーあ、また怒られる)
そう思いながら、僕は先生に短冊を渡した。
先生は、じっと短冊を見てた。

先生が、泣いていた。「先生、…怒ってばかりやったんやね。…ゴメンね」
「よう書けたねぇ、ホンマにええお願いやねぇ」

先生が、褒めてくれた!僕は驚いた。早速、お願いが、叶ったからや!

その日の夜、先生から、電話があった。
お母ちゃんは、先生と、長いこと、話をしてた。
電話が終わると、お母ちゃんがいつも妹にするみたいに、僕を抱っこしてくれた。
「ゴメンね、お母ちゃんも、怒ってばっかり、やったね」
そう言いながら、お母ちゃんは、ぎゅうっと抱きしめてくれた。

妹がうらやましがるので、僕が妹を、抱っこしてやった。
「ふたりとも、お母ちゃんの宝物やで」
そう言うと、お母ちゃんは、僕と妹をいつまでも、抱っこしていてくれた。

七夕さま、ありがとう。ホンマにありがとう。今日僕は、ものすごく幸せです。
お礼に、僕、もっと、もっと、エエ子に、なります。

(おしまい)
<柏田っ子たちは、七夕さまにどんなお願いをするのかな、みんなのお願いが叶いますように…>

 

「いじめ」のない学校を願って

11月30日の全校集会で、松谷みよ子さん著書の絵本「わたしのいもうと」の一節を読みました。

<絵本:わたしのいもうと>松谷みよ子 著
この子は私の妹 向こうをむいたまま ふりむいてくれないのです。 妹の話 聞いて下さい。

今から7年前 私たちは この町に 引っ越してきました。
トラックに 乗せてもらって ふざけたり はしゃいだり アイスキャンデイを なめたりしながら  妹は小学校4年生でした。

けれど 転校した学校で あの 恐ろしいいじめが 始まりました。
「言葉がおかしい」と笑われ 跳び箱が出来ないといじめられ 「クラスの恥さらし」とののしられ

「くさいぶた」 と言われ
ちっとも 汚い子じゃないのに 妹が給食を配ると 受け取ってくれない というのです。

とうとう 誰一人 口をきいてくれなくなりました。ひと月経ち ふた月経ち 
遠足に行った時も 妹はひとりぼっちでした。 やがて 妹は 学校へ行かなくなりました。

ご飯も食べず 口もきかず 妹は黙って どこかを見つめ お医者さんの手も ふりはらうのです。
でも その時 妹の体に つねられたあざが たくさんあるのが わかったのです。

妹は 痩せ 衰え 「このままでは 命が持たない」と言われました。
母さんが 必死で 固く結んだ 唇に スープを流し込み 抱きしめて 抱きしめて 一緒に眠り
子守唄を歌って ようやく 妹は 命を取りとめました。 そして 毎日が ゆっくりと流れ

いじめた子たちは 中学生になって セーラー服で通います。
ふざけっこしながら カバンを振り回しながら 
でも 妹は ずっと部屋に閉じこもって 本も読みません  音楽も聞きません。
黙って どこかを 見ているのです。 ふりむいても くれないのです。

そしてまた年月が経ち 妹をいじめた子たちは 高校生。
窓の外を 通っていきます 笑いながら お喋りしながら

このごろ 妹は 折り紙を 折るように なりました。  
赤い鶴  青い鶴  白い鶴  鶴にうずまって 
でもやっぱり振り向いては くれないのです。 口をきいて くれないのです

母さんは 泣きながら 隣の部屋で 鶴を折ります。
「鶴を折っていると あの子の心が わかるような 気がするの」
(↑ 全校集会での朗読は、ここまで約3分かけてゆっくり読みました)

 

(↓ 以下は、読みませんでした)
ああ 私の家は 鶴の家。 私は 野原を歩きます。 
草原に座ると いつの間にか 私も 鶴を 折っているのです

ある日 妹は ひっそりと 死にました。 鶴を 手のひらに すくって 花と一緒に 入れました。
妹の話は これだけです。

(妹の遺書)私を いじめた人たちは もう私を 忘れてしまった でしょうね。
遊びたかったのに  勉強したかったのに …

※最後の4ページ部分はあえて読まずに、母親が妹のことを思って鶴を折るページで終わりました。

集会後に絵本を校長室前に展示しておくと、続きを読みに来る子や、感想を言ってくれる子もいました。

次の日、2年生の可愛い子どもたちが「校長先生、絵本読んでくれてありがとう」と校庭の草花で作った手作りのリースをプレゼントしてくれました。

 

 

運動会が終わって、1週間後、”運動会に感動したおばあちゃんより”という次のような匿名手紙が柏田小に届きました


 拝啓
 今頃になりまして、申し訳ございませんが、どうしてもこの感動をお伝えしたくて。
 先日、孫たちの運動会を見に行くことができました。息子たちの運動会以来ですので、実に何十年かぶりでございます。幸い天候にも恵まれた運動会日和でございました。
 私たちの頃とは違い、少人数でなにもかも児童主体で進行されていくのも、たどたどしかったり、時には言い間違ったりして、とても微笑ましかったです。
 演技もみんな一生懸命で、低学年は可愛くて可愛くて、中学年は健気で、高学年は特に素晴らしかったです。
 今年は天候が不順で練習時間もあまりなかったと思えますのに、あの一体感は圧巻でした。
 昨今、何かと取り沙汰されているなかでの組み立て体操は本当に見事でした。あそこまで素晴らしい演技になるまでには、児童たちはもちろん、指導された先生方には大変なご尽力があったことと存じます。本当にご苦労さまでございました。
 演技を終わった後の児童たちは、充実した笑顔と表情のまま、皆さん練り歩いておられましたね~。やりきった感がよくでていましたね~。久しぶりに、真の子どもらしさを見せていただいた気持ちです。カメラにおさまるように配慮された挨拶もかっこよかったですね~。
 低学年のダンスも本当に可愛いかったですね~。みんな楽しそうにお尻をフリフリして、よく振り付けを覚えていました。かけっこも、応援も、勝って喜ぶ時も可愛いかったですね~。
 中学年のハイサイ!かしだんちゅは、全学年で踊って盛り上がって、一緒に踊っているのを見たときには「なんて良い学校なんだろう!」感激致しました。
 PTA競技では、校長先生がでんぐり返しをされて、孫たちは「校長先生が転んでん」と大喜びでした。お陰さまで、おおいに笑わせていただきました。
 最後のご挨拶で、校長先生が感極まって、言葉を詰まらせられたのも、全く同じ状態でしたので、嬉しかったです。
 本当にみんなみんな一生懸命で、健気で、可愛いくて……
 こんなに素晴らしい1日を、ありがとうございました。どうしたらこの感動をお伝えできるかを考え続けておりますうちに、今日になってしまいました。
 校長先生はじめ先生方、本当にご苦労さまでした。お疲れさまでした。そして、本当にありがとうございました。
 敬具


柏田小の職員室は、拍手喝采です。”運動会に感動したおばあちゃん”さま、ありがとうございました。
おばあちゃんのお手紙で、今度は僕たち教職員が元気をもらいました!
(ホント、学校の仕事は、こういう「やり甲斐」が1番のエネルギーになりますっ…)

 

  

学校長  野々村 礼二