平成28年2月9日 市民美術センター特別展示「濱田庄司と芹沢銈介~民芸運動の巨匠とゆかりの作家達」
市民美術センターで「濱田庄司と芹沢銈介~民芸運動の巨匠とゆかりの作家達」と題した特別展示が始まりました。
この特別展示では、陶芸家・濱田庄司と染色家・芹沢銈介の作品を中心に、世代を超えて継承される作品176点が展示されています。両氏は大正末期から昭和初期にかけて興った民芸運動を牽引しながら独自の作風世界を築き上げ、ともに1950年代に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されました。
会場に展示される濱田庄司の作品「白釉青流描大鉢(1970年)」をはじめとする大鉢9点は、迫力とともに生き生きとした「美」が感じられます。また、芹沢銈介の作品「いろは文着物(1960年)」の人気は高く、現在もその絵柄は風呂敷や扇子に使用されるなど人々に愛されています。来場者らは、趣向の異なる作家たちの作品の感想を口にしながら、自分のお気に入りを探すように見入っていました。
3月5日(土曜日)まで開催。午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。月曜日休館。入場料は一般500円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳などを持参の方は無料。