平成25年1月11日 粥で占う今年の農作物の豊凶と天候 枚岡神社で粥占(かゆうら)神事
粥を炊いて今年の農作物の豊凶と天候を占う「粥占(かゆうら)神事」が11日、河内国一之宮の枚岡神社で大勢の氏子や参拝者が見守る中、古式ゆかしく行われました。同神事は室町時代から続くといわれている伝統行事で、昭和53年に大阪府の無形文化財に指定されています。
この日、午前9時過ぎに宮司ら8人が白装束姿で神饌所(しんせんじょ)に入り神事を開始しました。火鑽(ひきり)杵と火鑽臼で火種を作り、かまどに移して点火。占竹(せんちく)の入った釜の中をかき混ぜたり、お湯を足したりして小豆粥を炊き上げていきました。1時間ほど経つと釜から湯気が立ちのぼり、神職が大祓詞を奏上して粥を清めました。
できあがった小豆粥は、今年1年の無病息災のご利益があるといわれ、参拝者にふるまわれていました。