平成23年5月17日 都会のオアシス・今米特別緑地保全地区で大学生らが保全活動
東大阪市にある今米特別緑地保全地区屋敷林で17日、清掃ボランティア団体・美杜里(みどり)の会のメンバーや近畿大学のアメリカンフットボール部と柔道部の部員ら57人が保全活動を行いました。
同保全地区は大阪府が大都市周辺の緑を守ろうと、昭和59年に府下で初めて緑地保全地区に指定しています。また住居となっている屋敷は、江戸時代初期に大和川のはん濫を防ぐため川の付け替えに尽くした「中甚兵衛(なかじんべえ)」という河内平野開拓者の生家で、緑と同時に屋敷の歴史的環境を保全することが望まれています。
この日は高齢化と人手不足に頭を悩ませていた保全活動を手助けしようと、近畿大学のアメリカンフットボール部や柔道部の部員や大阪商業大学の学生、一般公募のボランティアも参加して行われました。
所有者の次女・川中知子(もとこ)さんは「今後、維持していくことは大変ですが時代に合った草花を植え、限りある緑を守っていきたいです」と話していました。